この時期の発達の主な特徴
●離乳がほぼ完了する。
●昼寝はほぼ1日1回となる。
●身近な人や身のまわりにある物に自発的に働きかける。
●気に入らないとイライラしたり泣いたりして、自分の要求を強く表わすようになる。
●大人の言うことが分かるようになる。
●いくつかの単語が言えるようになる。
● ことばで言い表せないことは、 動作や表情で要求し、 指差し、 身振りなどで示そうとする。
●大部分の子どもは歩き始める。
●不安定ながらも歩けるようになり、押す、投げるなどの運動機能も増す。
●好奇心が盛んになり色々な物に触れて遊ぶ。
●つまむ めくる、 なぐり描きをするなど、 手指を使って遊ぶ。
子育てのポイント
●低年齢ということを、常に念頭に置き、ゆったりと優しくかかわる。
●子どもの生活リズムを重視して、特定な大人と一対一のかかわりの中で安定して過ごせるようにする。
●行動範囲が広がると共に何にでも触れ、やってみようとするなど、好奇心が旺盛になる。 遊具、玩具を工夫したり、外で遊んだり自然を利用するなどあそびの場を拡大し、好奇心が満たされるようにする。
●生活面でも適切な援助をしながら、 子どもがしょうとする意欲を育てていく。 興味、関心から相手に触ったり、叩いたりする行為が出てくる。 一人ひとりの要求を見極め受け入れると共に、 徐々に相手とのかかわり方を知らせていく。
● 子どもが覚えた単語や理解していることばを繰り返し語りかけ、子どもの気持ちをことばにかえていく。 やりとりを楽しみながら、発語への意欲やことばの理解が進むようにしていく。
●歩行の開始は個人差が大きいので、時期の早い遅いは気にせず、それぞれの段階を十分に経験させ、 子どもの行動を喜んだり、励ましたり して楽しく生活できるようにする。
●ゆったりとした雰囲気の中で、 なぐり描きをしたりリズムに合わせて体を揺らすなど、 自分を表現することの喜びや楽しさが味わえるようにしていく。
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