6~9か月未満児

6~9か月未満児

この時期の発達の主な特徴

  • 離乳食が進み、 1日2回食となる。
  • 食べ物や食器に手を出したり、早く食べたいと声を上げたり、嫌になると向こうを向いたり遊び出したりする。
  • 人見知りや場所見知りをする。 いつも世話をしてくれる親しい人に愛着を示す。
  • 大人に相手をしてもらうことを喜び、 あやしことばや くすぐりあそ びの繰り返しが好きである。
  • 「レロレロバアーパアー」など盛んに喃語を言って、ご機嫌で遊んでいることが多くなり、 相手をする大人の声を真似しようとする。
  • 発音の進歩が著しく、 今までは一音節だったものが、「レロレロバ アーバアー」など二音節になってくる。 声を模倣するという意図が表われ始める。
  • 寝返りが自由自在になったり、 お座りしたり、這い出したりと動きが活発になってくる。
  • 行きたいところを目指して、好きな姿勢で行動する。
  • 見た物や触れた物は何でもつかんでは、 なめたりしゃぶったりして確 かめているが、その玩具で遊ぶようになる。
  • 好奇心が少しずつ表われてきて、おやっ? と思う物に向って手を出 し、大きい物より小さい物を目ざとく見つけ、つまもうとする。

子育てのポイント

  • 離乳食は赤ちゃんの状態に合わせて進めていく。
  • 食べ物に手を出したり、 自分から食べようとしたりする姿に寄り添って、 食べやすいようにスプーンにのせたり、 小皿に取り分けたりして、自分で食べる意欲を大事にしていく。
  • 知らない人、知らない場所に対して、 泣いたり不安を表わすが、 親しい大人には姿を求めたりするなど愛着行動が強いので、その求めに応じて安心感をもたせるようにする。
  • 親しい大人との関係は、あやされたりする快さを経験してさらに強くなるため、歌あそびや手あそび、くすぐりあそびなどリズミカルで ユーモラスなもので相手をしながら、人との関係を育てていく。
  • 声を真似るようになり、 聞いたものを自分でやってみるなど、色々発音を試している時期なので、一対一で十分に相手をして、徐々に発音とことばを結び付けていく。 発音する楽しさや、大人とのやりとりの 楽しさを知らせていくようにする。
  • 寝返り、お座り、這うなどの運動が盛んになるので、安全で活動しやすい環境を整える。 あそびを工夫して (玩具を見つけるなど) 十分に 動いて遊ぶ経験をさせていく。 得意げな表情や態度を見逃さず、 一緒に喜び、一つひとつの運動機能が身につくようにする。
  • 物をしっかり持つということは、物をしっかり見ることと結び付いて いるので、 手の操作性を高めるあそびや探索行動の芽を大切に見守る。 

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