1歳7か月~2歳未満児

1歳7か月~2歳未満児

1歳7か月~2歳未満児

 この時期の発達の主な特徴

 全身運動が活発になり、行動範囲も広がってきてものごとに対する興味や関心も高まり、何でも自分で試そうとする意欲が強くなる。

  このことが生活面にも見られ、自分でやれることは自分でしようとする ようになり、 イヤッ、ダメッ、ジブンデ、などと自己主張が目立ってくる。 大人との安定した関係のもとで、機嫌よく活動的に遊び一人遊びを楽し んだり、 他児と少しの時間かかわって遊ぶようになる。

  大人との安定した関係のもとで、機嫌よく活動的に遊び一人遊びを楽しんだり、 他児と少しの時間かかわって遊ぶようになる。

  しかし、 自分の要求や独占欲も強くなり、物の取り合いで他児とトラブルを起すことも多くなってくる。

  言語面では大人の音声を模倣する能力が育ち、 発音を真似ては単語を覚えていく時期である。 語彙が急に増え、 大人の言葉がかなり理解でき、二語文を使いはじめる子どももいる。

○手足の運動が活発になり協応動作がだんだん発達してくる。

○ものごとへの興味が高まり何でも自分で試そうとする。

○自己主張がみられる。

○大人との安定した関係のもとで一人遊びをしたり、 他児とかかわって少しの間、遊ぶ。

○独占欲が強くなり、物のとりあいで泣いたり泣かされたりが目立ってくる。

○大人の指示や語りかけをほとんど理解するが、 言語表現はまだ単語ひとつで身振りや表情などで要求を表すことが多い。

子育てのポイント

〇いたずらや落ち着きの無さと見られる行動は探索行動であり体験学習なの で、大人はむやみに禁止したりせず、辛抱強く “待つ” 態度で接することが大切である。

○生活面ではやり易さを工夫し興味をもたせながら、ゆっくり時間をかけ適切に援助しながら、 自分でしようとする気持ちを育てていくようにする。 ただし、状態によっては手早くしてあげることも必要である。

○あまり 「危ない」を連発しては、子どもの積極的な行動を抑制する恐れがある。 多少の冒険的な遊びは、 個人差や、安全に留意しながらやらせるようにしたい。

○子ども同士のぶつかり合いは、 両方の言い分をよく聞いて、大人はやさしく語りかけ 「これがほしかったの?」 とか 「○○ちゃんもほしいって」 など、 子どもの気持ちを察してお互いの存在を気づかせるようにする。 しかし、危害を加えるような行為は、毅然な態度でいけないことを知らせていく。

○遊びが、 満足出来るまでやれるような環境を作り、 数人での遊びや、ひとり遊びを充実してい くようにする。

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